サイボウズスタートアップス、気象庁が発表する特別警報に対応した「安否確認サービスVer.8」を5月18日に公開
サイボウズスタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 裕次)は、本日2016年5月18日(水)「安否確認サービスVer.8」をリリースいたしました。今回のバージョンにより、気象庁から特別警報を発動したタイミングで自動的に一斉送信を行い、安否確認など状況確認が迅速にできるようになります。
特別警報とは
特別警報とは、日本国内において、気象災害、水害、地震などの重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に、気象庁が警告のために発表する情報です。警報の一種ですが、他の警報の発表基準をはるかに超える規模で起きる様な甚大な災害、被害が発生する恐れがある場合に適用されます。気象庁のサイト内では「経験したことのないような異常な現象が起きそうな状況です。ただちに命を守る行動をとってください。」とまで記述されており、その予測される災害規模の大きさが伺えます。 特別警報としては、大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、暴風雪の6種類を発表しており、2013年8月30日から開始し、現在(2016年5月)までに5回の気象現象で特別警報として発表されています。 津波・火山・地震については、従来からの警報のうち、危険度が非常に高いレベルのものを特別警報と位置づけられており、2016年4月14日に発生した「熊本地震」など、震度6弱以上の地震も特別警報との位置付けになります。
特別警報最初の発表「平成25年台風第18号」
一番最初の発表は2013年9月13日に小笠原諸島の付近で発生した「平成25年台風第18号」でした。特別警報が運用を開始してから僅か2週間で実際に発表された格好ですが、基準が緩いわけではなく、実際にこの台風は甚大な被害を残しました。16日の午前8時前に愛知県豊橋市付近に上陸し、日本列島に沿うように北上しました。その日、京都や青森では大規模な洪水を引き起こし、福井や滋賀では土砂災害、和歌山や群馬では突風と全国広範囲で様々な被害をもたらし、全国で死者は6名にのぼりました。その後、21時に北海道南東の海上で温帯低気圧となりました。
二回目の特別警報「平成26年台風第8号」
二回目の特別警報は2014年7月4日に発生した「平成26年台風第8号」に対して発表されました。この台風はマリアナ諸島付近で発生し、フィリピン付近を通った後、7日 沖縄県に接近し、この日気象庁は特別警報を発表しました。この台風では、沖縄県内人口の実に三分の一を超える59万人に避難勧告が出されました。9日未明に大雨・暴風・波浪の特別警報は一旦解除されましたが、その日再び県内で大雨が降り、大雨の基準で再度特別警報が発表されました。この台風はその後、鹿児島、和歌山、千葉と上陸を繰り返し、11日午前9時頃に福島県沖で温帯低気圧となりました。
同年三回目の特別警報「平成26年台風第11号」
2014年三回目となる特別警報は8月9日に発表されました。要因は7月29日にグアム島の東で発生した「平成26年台風第11号」によるものでした。台風は発生後フィリピン、沖縄の近くを通り、西日本接近しました。西日本広範囲で大雨となり、9日の午後台風の中心は四国沖にありましたが、三重県で大雨のため特別警報が発表されました。その後、京都上空を通り日本海側へ抜け、11日に温帯低気圧に変わりました。
初めての台風以外での特別警報「平成26年9月11日豪雨(北海道)」
四回目の特別警報は初めて台風を要因としないものでした。北海道の西海上に停滞する低気圧と、上空に流れ込んだ寒気の影響によって大気の状態が非常に不安定となり、石狩地方と胆振地方を中心に9月11日未明から猛烈な雨が降りました。これにより北海道の石狩地方、空知地方、後志地方に大雨特別警報が発表されました。床上浸水7件、床下浸水2件と居住区への被害は小さく済みましたが、道路冠水98件、河川氾濫等40件、電線・電柱破損等16件と、インフラ部分への被害は甚大なものになってしまいました。
直近の特別警報である「平成27年9月関東・東北豪雨」
2015年9月7日に発生した台風18号が、9日に温帯低気圧に変わる際、南から湿った空気がその低気圧に向かって流れ込んだ影響で、西日本から北日本にかけて広い範囲で大雨となりました。特に、関東地方・東北地方では記録的な大雨となりました。10日には栃木県と茨城県に、11日には宮城県に大雨特別警報を発表した。この豪雨は死者8名、建物の全壊75件、半壊が3,851件と甚大な被害をもたらしました。
特別警報の発表時に自動的に安否確認
サイボウズスタートアップスの安否確認サービスでは、これまでは地震情報、津波情報と連動して、自動的に安否の確認をすることができましたが、気象等に関する特別警報には対応しておりませんでした。平成27年9月関東・東北豪雨では、鬼怒川の堤防が決壊するなどの、大きな豪雨災害を発生させて以降、特別警報が発表されたタイミングで退避状況など安否確認をしたいとの問い合わせが急増しているため「安否確認サービスVer.8」では、地震情報と津波情報に加え、大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、暴風雪の6種類で発表される 特別警報に対応することになりました。予め設定した地域で、特別警報が発表された場合には、自動的に安否確認を行うことができるようになります。
「安否確認サービス Ver.8」概要
製品名 | サイボウズスタートアップス 安否確認サービス |
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URL | https://anpi.cstap.com/ |
価格 | 初期費用 0円 ※30日間の無料トライアルがご利用いただけます 50ユーザー 月額6,800円〜 https://anpi.cstap.com/price.html |
新たに追加される機能一覧 |
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サイボウズスタートアップス株式会社について
サイボウズスタートアップスは、ビジネス向けのクラウドサービスを提供するサービス企業です。安否確認サービスやサイボウズkintoneなどのクラウドサービス間を連携させたサービスの提供を行なっております。
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