関東大震災から100年。企業向け安否確認システム「一斉訓練」の結果報告 -2023年は1,463団体が参加-
トヨクモ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山本 裕次、以下「トヨクモ」)は、関東大震災から100年となる2023年9月1日に、企業向けの安否確認システム「安否確認サービス2」で1,463団体、568,105ユーザーに向けて、全国同時一斉訓練を実施しました。結果をお知らせいたします。
一斉訓練とは
安否確認サービス2をご利用いただいているお客様に対して、トヨクモが主体となって行う実践に近い形式の訓練です。本年は1,463団体(前年比117%)、568,105ユーザー(前年比129%)にご参加いただきました。
ご参加いただいた組織ごとに回答情報を集計し、結果レポートを送信いたします。
レポートではユーザー(社員など)の回答率の時間推移や、訓練全体の平均回答時間等をご確認いただけます。また、今回のレポートより、前年比較が可能となりました。昨年の結果と比較し、自社の防災力が改善しているのかご確認いただけます。
レポートサンプルは以下HPの「訓練レポート」よりご確認くださいませ。
https://www.anpikakunin.com/why/visualize-bcp-awareness
一斉訓練結果のご報告
・調査方法の概要
調査手法:安否確認サービス2の回答結果を集計
調査対象:1,463団体、568,105ユーザー
調査期間:2023年9月1日13時30分〜2023年9月2日13時29分
・調査結果
1.回答率の全社平均値は81.0 %
一斉訓練参加団体に提供しているレポートでは、団体ごとの結果と全体平均を表形式で確認していただけます。上図はトヨクモの結果です。
2. 回答時間の中央値は52.4 分
一斉訓練参加団体に提供しているレポートでは、団体ごとの結果を赤線で表示しており、全団体の平均を示す青線と比較していただけます。上図はトヨクモの結果です。今年度は昨年の回答率推移と比較していただけるようになりました。
回答時間の中央値と回答率の散布図
横軸が各社の回答時間の中央値、縦軸が各社の回答率である散布図です。回答率は一斉訓練開始から12時間後時点での回答率を示しています。なお、一斉訓練参加団体に提供しているレポートでは、団体ごとの結果を赤点で表示しております。上図はトヨクモの結果です。
一斉訓練の結果をもと災害時の対応を見直した事例
一斉訓練は参加して終わりではありません。一斉訓練の結果をもとに災害時の初動対応を見直されたお客様の事例をご紹介いたします。
会社名
株式会社アトックス様
対応内容
2021年の一斉訓練では、結果レポートから従業員の回答率を改善できると感じて、現状報告・改善のために資料を作成し、従業員へ周知しました。結果として再訓練では、一斉訓練と比較して回答率が13ポイント増加し、約270名の回答が増えました。
URL
https://www.anpikakunin.com/case/atox
優秀な団体を「Good安否確認賞」で表彰
今年で6回目となる一斉訓練では、昨年に引き続き「Good 安否確認賞」を設け、特に優秀な結果を収めた団体様を表彰させていただきます。弊社は防災に対して意欲的に取り組んでいただいている団体様を表彰することで、BCPをはじめとする防災に対する意識を高めていきたいと考えています。
2022年 第1回「Good安否確認賞」
https://anpi.toyokumo.co.jp/lp/training-award
アワード名 | Good安否確認賞(グッド アンピカクニンショウ) |
受賞対象 | 「トヨクモ 安否確認サービス2」をご導入いただいているお客様で、一斉訓練に参加いただいた方が対象となります。 |
受賞評価方法 | 回答までにかかる時間(回答スピード)、回答率など、一斉訓練の結果などで総合的に評価を行います。 |
授賞式 | 2023年10月11日(水) |
代表取締役社長 山本 裕次からのコメント
弊社が安否確認サービスを開発したきっかけは、東日本大震災の時に稼働していない安否確認サービスがあったからです。
安否確認サービスの利用が最も期待されているタイミングで、肝心のサービスが動かない。そのような事態はあってはならないと考え、2018年から全契約者を対象とした一斉訓練を実施しています。
今回の参加ユーザー数は前回より約28%増加し、55万ユーザーを超える規模での一斉訓練となりました。これは実際の災害を含めても過去最大の送信数となり、非常に有意義な訓練を実施できたと感じております。
今後は、弊社以外の安否確認サービス提供企業と合同で一斉訓練を行い、社会全体で防災意識を高められる未来を望んでいます。
「安否確認サービス2」について
トヨクモの「安否確認サービス2」は、3,000契約以上(2022年12月時点)の法人向けの安否確認システムです。
トヨクモは安否確認システムで唯一、継続的にユーザー参加型の一斉訓練を行なっています。一斉訓練では、参加ユーザーごとに回答率・回答時間を全体平均と比較したレポートを提供するため、防災力のチェックが可能です。また、メーカー側としても、システムに最大限負荷をかけることで、災害時にシステムを停止させることなく安定して稼働させられることを確認しております。
安否確認サービス2 ホームページ:https://www.anpikakunin.com/
会社概要
商号:トヨクモ株式会社(Toyokumo, Inc.)
代表:山本 裕次
設立:2010年8月
Facebook:https://www.facebook.com/toyokumo
Twitter:https://twitter.com/toyokumo_
事業内容:トヨクモは、ビジネス向けのクラウドサービスを提供するサービス企業です。安否確認サービスやサイボウズ社の「kintone」に連携するクラウドサービス、日程調整が簡単にできるグループスケジューラーなどの提供を行っております。
2020年9月24日にトヨクモは東京証券取引所マザーズ市場(現:東証グロース市場)に上場いたしました。